読書時間:3時間 ⭐️⭐️
あらすじ:
舞台は基本的に台湾。
主な登場人物はユン、アガン、ジェイの3人。
「そもそも、ぼくはジェイの仲間でもなんでもなかった。………」
13歳だった少年たちの家族問題、そして少年時代特有の友情、そこから端を発する殺人鬼事件……。
読書感想:
見開きに「主な登場人物」として中国人風な漢字ばかりの名前に、ウワっと戸惑いを覚え(登場人物が外国人は苦手な私)、
そのままページを閉じて、書棚に戻そうと思ったけれど、
せっかく手に取った縁なのだから、と
最初の5~6ページを読み始めたら、止まらない。
読者の予想を裏切る展開が、ちらりほらり。
最初から最後まで、悲哀な余韻を感じられる作品。
最初の印象(登場人物名からの苦手意識)が良い意味で裏切られ、一気読みしてしまいました。