chachirin’s reading diary♪

あと1週間で誕生日がくる…あと3週間で新年を迎える…あと2年でちょうどキリの良い50歳になる…そーんな中途半端な時に、これから読んでいく本を書き留めて見ようかなぁ、と。そんなことをふと思い立ち、始めてみました。

登場人物に惑わされるな~僕が殺した人と僕を殺した人(東山彰良)~

読書時間:3時間    ⭐️⭐️

 

あらすじ:

舞台は基本的に台湾。

主な登場人物はユン、アガン、ジェイの3人。

「そもそも、ぼくはジェイの仲間でもなんでもなかった。………」

13歳だった少年たちの家族問題、そして少年時代特有の友情、そこから端を発する殺人鬼事件……。

 

 

 

読書感想:

見開きに「主な登場人物」として中国人風な漢字ばかりの名前に、ウワっと戸惑いを覚え(登場人物が外国人は苦手な私)、

そのままページを閉じて、書棚に戻そうと思ったけれど、

せっかく手に取った縁なのだから、と

最初の5~6ページを読み始めたら、止まらない。

読者の予想を裏切る展開が、ちらりほらり。

最初から最後まで、悲哀な余韻を感じられる作品。

最初の印象(登場人物名からの苦手意識)が良い意味で裏切られ、一気読みしてしまいました。