今日は、東直己(あずまなおみ)さんの「探偵法間 ごますり事件簿」。
読書時間:1~1.5時間 ☆☆☆☆
あらすじ(帯に書いてあるものの一部を抜粋):
私立探偵・法間謙一。通称ホウカン探偵。幇間(ホウカン)、つまりは太鼓持ちのことだ。立て板に水の勢いで、お世辞おべっか...依頼人、調査対象おかまいなしに褒めまくる。
私なりの感想:
これ、面白い。私が知らないだけで、テレビで放送されたことあるのでしょうか。これは、テレビでやってもいいような気がします。
殺人などの大きな事件は起きませんが、探偵である法間...ホウカンが、見るものすべてを褒めまくり…その褒めっぷりが完璧すぎて、あっぱれだし面白すぎる。
でも、その褒めまくりの中から、すこしずつ情報をあぶりだし、真相にたどり着く...。
7話が入っている短編集。その中の3話目「うつくしい目」は、ちょっと無理がある話だな、とは思いましたが、それ以外は、どれも楽しかった。
もし他にもホウカンシリーズがあるならば、また読んでみたいと思った本でした。