読書時間 2~3時間 ☆☆☆☆☆
あらすじ(本の背表紙に書いてあったもの):
杏平はある同級生の「悪意」をきっかけに二度、その男を殺しかけ、高校を中退して以来、他人と上手く関われなくなっていた。
遺品整理会社の見習いとなった彼の心は、凄惨な現場でも誠実に汗を流す会社の先輩達や同い年の明るいゆきちゃんと過ごすことで、ほぐれてゆく。
けれど、ある日ゆきちゃんの壮絶な過去を知り...「命」の意味を問う感動長篇。
私なりの感想:
私はこの本を読むのは今回で3回目。
1~2年おきに手にしている。
彼の作品は、どれをとっても間違いはない。感動...涙...人生とは・命とは、を深く考えさせてくれる。歌手でもある彼の作品は、長篇でありながら非常に分かりやすく、だから、読もうと思えばもっと早く読めるが、じっくり丁寧によみたいがため(読んでほしいため)読書時間を2~3時間とした。
ただ、前回よんだときまでは、全てに対してしっくり来ていたはずなのに、今回は「ある同級生」に対するゆきちゃんや杏平の行動に納得がいかず。。。今の私は病んでいるのだろうか。
本は、何度読んでも同じ読後感にならないところが面白い。また数年後、この本を手に取って、改めて感動したいと思う。