読書時間: 1時間 ⭐️⭐️⭐️
あらすじ:
東本鉄に入社した若菜直は、東京駅へ配属された初日から乗客トラブルに見舞われ、うろたえる。
「お客様に駅で幸せな奇跡を起こしたい」。
しかし直が抱いていた本当の夢は、かつて自分に手を差し伸べてくれたあの5人を探し出すこと……。
人に助けられながら成長していく若手駅員たちを描いた感動作。
私なりの感想:
駅の裏事情もチラホラ描かれながら、新入社員が駅員として成長していく過程が書かれた、心がじんわりとする作品。
涙を流すほどの感動ではないので、電車やカフェなどで気軽に読んでも大丈夫。
また、色々なトラブルが起こるけれども、それ程複雑なトラブルではないので、どこで中座しても「なんだっけ……」となる心配もなし。
「自分のため」に会うべき人には会っておこう、
物事を自分の都合よく曲解して捉えてないか?、
いつまでも過去にとらわれず前を向いて行こう、
様々なことを考えさせてくれた本でした。